March 16, 2004
タイ人女性は皮肉がお好き(11日目)
今日で、タイ文字の基礎が一通り終了したという。まだこの他に沢山の例外があるらしいので、暫くは覚えることが中心になりそう。
文法会話の授業は、昨日に続いて面白いテーマであった。まず誤解の無いように皮肉がどんな場面で使われるかというと、タイでの皮肉は日本などと同様に相手が気に入らない時や怒った時などのほかに、会話を楽しむことを目的に使われることも多いという。特に女性が皮肉が好きだということだったが、皮肉に限らず噂話が大好きなタイ女性にとって皮肉はその延長線上にあるんではないかと思う。主なタイ式皮肉は以下の通り。
1:思っているのと反対のことを言う。
約束の時間に送れて来た友人に「う~ん。早いねぇ。」とチクリ。
2:例えを巧みに使う。
太っている人に「豚みたいに痩せてるわね。」とチクリ。
3:発声を変える。
美味しくない食事の場面で「う~んお~いし~」といつもと違う発声でチクリ。
4:極度にほめる(本人がいないところで)。
カッコよくない人の話をしている場面で「死ぬほどカッコいいよね」とチクリ。
先生曰く「相手の面目を失わせないためにも、ソフトに言った方がいいから。」とのことで、直接言うよりは皮肉を使って言った方がいいとのことであった。どうして皮肉でソフトになるのかは分からないが、個人的な感覚では、真剣に皮肉を言うわけではなくて、少し照れ隠しも入っているんじゃないかなぁと思う。そういった共通意識が双方にあれば、皮肉も少しソフトになる。
それにしても「相手の面目を保つ」という話は今回が初めてではない。記憶に新しいのは、「タイの会社の会議は静か」という話だ。会議の場では上司や同僚が面目を失うを恐れて誰も何も言わないため極めて静かになりがちだという。問題があるときは、会議が終わったあとにこっそり上司のところに行ってソフトにソフトに言いたいことを伝えるということだった。こういった方法は諸刃の剣になりかねないという話はさておき、タイ人気質が「サバーイサバーイ(気楽に気楽に)」だけではとても片付けられないことを表すよい例だと思った。

