February 28, 2004
スリ摘発の一部始終!?
大学から帰る途中、本屋に寄った時の事です。
前もって説明しておくと、私のバッグは背負うタイプのものでポケットは3つ有り、一番手前のポケットはファスナーで簡単に開く仕様になっています。次、何を見ようかなとコンピューター関連雑誌を物色していたときのこと。
「なんだかバッグが変かな?」と思って振り向きました。
それは本当に微かな感触だったので、もし雑誌を取って読み始めた後だったら気づいた自信がありません。
知らない男の手が私の財布をバッグの中に戻します。
人間の習性でしょうか。どうやら財布をバッグから抜き出したまではよかったものの、その瞬間に私が振り向いたので、相手は驚いて抜き出したモノを元あった位置に戻したようです。
「なにやってんだ!スリだ!」
と叫びました。勿論日本語でも英語でもなく、使ったのはタイ語です。とっさにスリという単語が出てきたときは、思わず勉強の成果だと小さくガッツポーズ。ところがどういった訳か誰も振り向きません。どうやら心の声で叫んだようです。
とっさのことに声が出ず、呆気に取られた私がしたことといったら、右手でグーを作り相手に軽く押し当てるような動作。因みにこれは、私が「お~い何やってんだよ。」を愛嬌を込めて表現する時によく使う動作です。
相手は私に目を合わせません。どうやら罪の意識はしっかりあるようです。
近くにいる別の男が「コイツやったよ、そうそうコイツ。突き出した方がいいよ。」と目で合図します。
スリ未遂の男はゆっくりと、しかし無駄な動き一つ無く私から離れていきます。相当のプロに間違いありません。一度声をかける機会を失った私は何をすることもできず、別の男に「どうしたらいい?」と聞いているザマです。「何もしなくていいよね?」と聞く私に別の男は肩をすくめるばかり。男は既に本屋の出口です。
つまり、一種の危機管理なのです。何も取られていない以上、警察に突き出しても謝罪以外の何も得られないだろうし、ココで下手に相手を刺激してしまえば、何をされるかわかりません。私は敢えて穏便に事を進めたという訳なのであります。
被害者なのに、自己嫌悪に陥るというなんとも情けない、後味の悪い事件でした。
あ~情けない......
被害がなければあえて警察沙汰にしないというのもアリですよね。逆ギレされて刺されたりしても馬鹿らしいですし。
それにしてもスリって多いんですね。知り合いでパスポートと財布取られた人もいます。
いつもはバッグに財布なんか入れないのに、本当に偶々(初めて?)入れた時にやられてしまいました。
スリのほかにヒッタクリも増えているそうです。聞いた話では、話中の携帯電話をそのままひったくっていく事件が数件発生しているそうなので、みなさまご注意ください!

